マイクロバブルとは

水と空気のメッセージ

衣食住とマイクロバブル

衣

私たちの着用する衣類の洗浄には様々な薬品が用いられています。その衣類のクリーニング技術の向上にマイクロバブルが活躍を始めています。
ご家庭で汚れが落ちにくい衣類(スーツやコートなど)は、クリーニング店にお願いするものです。そのクリーニング店を悩ませるのは、油汚れではなく汗などの水汚れです。水で洗う時はどうしても衣類をゴシゴシと動かしてしまい、「型崩れ」「縮み」を起こしがち、専門店でも処理が難しいというのが常識でした。
そこでマイクロバブルの技術を応用した専門店が登場しました。オゾンガスを注入し、オゾンマイクロバブルを製造し、水と空気だけの洗浄と殺菌の実用化に成功しています。石油洗剤を一切使わず、肌や環境にもやさしいクリーニングが可能になりました。クリーニング業界の常識を覆したクリーニング専門店は、アパレルメーカーからもその革新的技術が注目されています。

食

マイクロバブルの2つの特徴(洗浄効果と生理活性効果)を生かして、食品の品質、製造効率、殺菌などに好結果を出してします。様々な食品会社が興味を示し、数社ではすでに実用化されています。ホイップクリームを始めとする食材の品質コントロール。オゾンガスを用いたマイクロバブルによる、品質を保ちつつ殺菌する技術。
また、殺菌剤や溶剤をなくした無害な排水処理を実用化されています。更に食材を生み出す農業や水産業においても、マイクロバブルが実用化され始めています例えば、トマトの水耕栽培です。マイクロバブル水を活用すると開花から収穫までの日数の短縮が認められています。また、冬場の食中毒といえば「生カキ」。「ノロウイルス」が貝類を汚染することから、MB殺菌技術を用いて牡蠣の無菌化を実現した水産メーカーも既に存在しています。

住む

昨今、問題となりました地盤液状化対策として、マイクロバブル技術の活用が研究されています。液状化とは、地震の際に地下水位の高い砂地盤が振動により液状化になる現象です。地盤沈下が起こってしまった地盤の中に空気を入れ、土中に空気を溜まらせる(不飽和化させる)ことにより、空気が縮む原理を利用し、地震時の水圧の上昇を気泡がクッションとなり液状化を抑制することが可能なのです。2009年からの実験の結果、ゆるい砂地盤であっても空気を多く含む層では液状化に対する抵抗力が顕著に増加し、揺れに対しても液状化を発生しないことが確認されました。
今後は土の種類を変えて効果の違いや、マイクロバブルが土の中にとどまる耐久性を検証し、実用化を目指すとのことなので注目したいです。空気と水という材料ですので、コストパフォーマンスも良く、無公害な技術であり、比較的簡単に出来ることから新たな工法として期待されています。

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